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経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

ボラティリティ

ボラティリティが高い相場は怖い。オプション持ってるひとなんか毎日波乱な運用成績だろう。 世論調査の外れが襲った今回の大統領選挙。急激に下げたものの、翌日は、新大統領の政策期待から買われたと解説している方が多いが、、真実はわからない。 世論調…

最小分散ポートフォリオを再現するETF

最小分散ポートフォリオを再現するETFが1年ほど前に登場した。ポートフォリオ理論は、証券アナリストをお持ちの方ならだれでも通った理論であろう。 このETF、流動性がないのだ。これが活発に売買されて売買コストが削減されれば、投資の対象にできるのだが。…

ETFの配当

投資信託は普通、上場していないが、上場している投信を、ETFと呼ぶ。不動産ならREITである。 ETFの運営に私は不信感をもっている。信託報酬は安いと思われているが、実質的な信託報酬はより高いと思われる。監査報酬や商標使用料である。 監査報酬には明る…

株主優待

日本的経営のひとつに、個人向けに自社商品をあげている、株主優待がある。 株価の変動リスクを背負ってまで、株を優待目的で持つべきとは決して思わないが、それでも、株が権利落ちの前の日に上がることを見ると、そう考える個人も多いようだ。もちろん配当…

EB債と仕組預金

最近、ネット証券で、EBが売られている。他社株転換される恐れのある債券だ。これを債券というのか怪しいが、一応、一定の条件をクリアすれば高利回りなので、債券というわけか。 コールの売りをしているわけなので、リスクは無限大なのに、利回りは固定。こ…

とある社債を売った

とある社債を売却した。そしたら、ギリギリ元本を上回る価格を提示された。うまいこと証券会社はやるなーと思った次第。 社債って要するに、お金を貸すのであるが、株式市場ほど流動性がなく、ほぼ言い値で売らざるを得ない。 私も電力会社の社債を東日本大…

ソフトバンクの社債

年3%でしかも最長25年の社債。こんなの売れるのかと思ったら、何千億円も売れたらしい。 今のところ、低金利は続くと見られるし、ソフトバンクの経営はよくわからないけど、3%ももらえるのかーと飛びついたのかと想像する。 でも、この社債、リスクはす…

偶発転換社債(CoCo債)と期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)

最近、銀行の資本が気になっている。かつて持ち合い株とかで資本の空洞化が問題になった。 今は、リスクの高い社債を発行して、資本と見なされるケースが多いようだ。 ドイツ銀行 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-02-11/O2DI1W6TTDS201 日本…

サブプライムローンの再来?

米サブプライム自動車ローン急増-当局が警鐘 - WSJ こんな記事を見つけた↑ 住宅ローンは大問題になったが、自動車ローンも怪しいと思う。 これが債券になって、世界中の投資家が買っていたら、、、、 しかも、もう少しで低金利は米国では終わりだ。金利が上…

投信ってどうよその2 比較対象と信託財産留保額とFoFs

日本株の比較対象(ベンチマーク)として、TOPIXがある。 ただ、投信のベンチマークとしては、TOPIXの単純な指数ではなく、配当込のすべきである。理由は簡単。投信もTOPIXも配当を得ているから、単純なTOPIXをベンチマークとすると、配当の分だけ良い成績に…

投信ってどうよ ドルコスト平均法と毎月分配型投信とインサイダー

ドルコスト平均法という投資方法がある。 毎月一定額を投資し、株価が高いときは少ない株数を、株価が安いときは多い株数を買うことができる。平均値をとれるので、投資タイミングを考える必要がない。 平均して、安く買えるという主張には反対である。 また…

株式会社になった? 生命保険会社はどうあるべきか

生命保険会社といえば、相互会社といって、保険契約者がお金を出し合い、設立された。日本で第一号が第一生命である。 保険は明治時代に西洋からもたらされ、リスクを負う人として、危険請負人などと呼ばれた。そして、統計学の発展に伴い、アクチュアリーと…

配当が1.25倍ももらえる! 伊藤園の優先株式

伊藤園は一昔前(2007年)から日本で優先株式を上場企業としては初めて上場させた企業です。ただ、発行したときに、株価が急落したため、第2弾の予定だったソフトバンクは、優先株式の発行を諦めた経緯があります。 なお、伊藤園については、近年、おーいお…

国家がしているFX? 外国為替資金特別会計

興味深い資料をネット上に見つけたので、ご紹介します。外為特会と呼ばれる、外国為替資金特別会計のことである。 外国為替資金特別会計剰余金の発生と一般会計繰入 http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h26pdf/2014129…

常識を疑う確かな力

東京大学の学長が入学式で話されたことをご紹介します。 詳しくは↓ 平成19年度入学式(学部)総長式辞 | 東京大学 私が皆さんに贈るメッセージは、「常識を疑う確かな力」を養ってほしいということです。 常識とは、このように考えこのように振舞うのが当然…

国の財務諸表

国の財務諸表が気になって検索してみたけど、思う記事がない。 国をはじめ、地方公共団体は、1年間の予算は組むものの、中長期的な財政維持、財政再建を考えることはあまりないのだろうか。 ここで、国のバランスシートを考えたい。負債は、代表的な例が、国…

政治家はだれのために行動するのだろうか

一旦、書いた原稿が消えてしまった。思い出して書きたい。 政治家の多くは、国民国家、県民市民のために、「力を尽くします、清き一票を」と選挙演説をしている。彼らの発言を、国民は重く受け止める傾向があり、一貫性が重視される。 しかし、彼らは、政治…

経済学者を目指すブログ

私の最大のテーマは、「会社はだれのためにあるべきか」である。 その考えたアイディアがあれば書きたいが、ただ読書の感想にしかならないかもしれない。 このテーマは大学生時代や社会人になってからも、会社の姿勢に疑問を抱き、考えていたことである。こ…