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経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

2017-01-01から1年間の記事一覧

保険金

保険金を一括でもらうか、それとも終身保険として、終身年金をもらうか悩ましい問題がある。 http://www.jili.or.jp/research/search/pdf/D_159_1.pdf 公的な例として、心身障害者扶養共済がある。

金融政策の効果

金融政策の効果と言ってしまえば、簡単そうで難しい。 一般に、利下げや今おこなっているイールドカーブをコントロールを目指す量的質的金融緩和は、資産家にとっては貯金の利子の減少につながるものの、株高の影響を受ける。 いまバブルの様相を呈している…

ETNとETF

上場投信の中で、ETNとETFとよく似ているが、違うものがある。 個人的には、発行体の信用リスクがないETFをオススメするが、ETNにも利点がある。ダブルブルベアなど多彩な商品が作れるという点である。 www.k-zone.co.jp 中でも特筆すべきは、 実際に、2008…

資本性証券

SBI証券に次のような解説記事があった。 SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を- BIS自己資本比率(バーゼルⅡ)= 自己資本の額(基本的項目+補完的項目+準補完的項目-控除項目) ≧ 8%(4%) 信用リスク+…

公的年金問題と確定拠出年金

年金というと老齢年金を思い浮かべるであろう。 物価に連動した年金を終身もらえることは非常に有利に見えるが、昨今の年金財政の逼迫を受け、マクロ経済スライドや年金額改定のルールを見直す方向が次々と打ち出されている。 https://www.jstage.jst.go.jp/…

経営がうまくいっているのに新株予約権

こんな記事があった。日経新聞より。 www.nikkei.com 「第三者割当による行使価額修正条項付新株予約権」で、引き受ける第三者は証券会社やファンドが多い。足元では権利の対価、オプション料を払い、事前に設定した条件が満たされた場合のみ、請求権を行使…

資産運用会社はだれのためにあるのか

興味深い論文を見つけた。証券会社の子会社であるアセットマネジメント会社の経営である。 http://shougakuren.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/eb8b8e7279ba3b4cee2bda009830b25b1.pdf 例えば,資産 運用会社が投資対象として親会社に投資している場合,中立…

バーゼル規制

こんなニュースをみた。 www.nikkei.com 最近、劣後債や債務免除付き社債が発行されているが、銀行の場合、多くは、BIS規制で行われている。 イタリアで陥っている金融不安は、日本でも再来するのではないかと思う。 個人の投資家が資本形成の一環で、新…

医療保険とか就労不能保険

医療保険にどういった病気には保険金を支給することとした決まり事、約款がある。 細かなことが書いてあり、おそらくほとんどのひとが読まないまま、GNP(義理、人情、プレゼント)の生保のおばちゃん営業員によって加入しているのだろう。 それはさておき、…

マイナンバー

マイナンバーといえば、国民一人一人に割り振られたのであるが、実は法人用のマイナンバーがある。 検索でき、しかも公開されている。 http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/ 例えばペーパーカンパニーや宗教法人まであらゆる法人格をもつものが検索できる。 …

失火責任法

新潟で大火があった。この時、多くの家屋が巻き添えになり、燃えてしまった。もし、この飲食店の出火元が賠償責任を負うとなると大変な借金になる。 日本では、いわゆる失火責任法というものがあり、 民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ…

ROEを上げる方法

ROEとはそもそも株主資本からどれだけのリターンを得られたか、である。 そこで、レバレッジをかければROEを上げることになる。 記憶に残っているのは、ヤマダ電機の件である。 www.huffingtonpost.jp 借金して、そのお金で自社株買いをするという毒薬である…