ワタミのビジネスモデルを再生させるには
外食産業のビジネスモデルが厳しい状況におかれている。
印象的なのは、ワタミだ。
一番利益の得ている介護事業を売却し、昔の収益源の居酒屋の迷走が止まらないのだ。不透明なお通し代は拒否すれば払わなくていいなど学生にとってはありがたかったが、あんなに安ければ経営は悪化するのは至極当然。株価ももちろん低迷。おまけに株主優待券の改悪もあって個人投資家も厳しい視線を向けている。
私は大胆な構造改革を提案したい。
選択と集中である。得意の介護事業に特化し、居酒屋チェーンをやめるべきだ。食材の一括購入はできなくなるかもしれないが、介護の食事は別のアウトソーシングしてもいいし、自社開発にこだわる必要はない。
従業員の離職を止めるのも至急の課題といえる。ブラック大賞に選ばれるなど労務環境はまったなしだ。低賃金長時間労働などとなればそりゃ若者は来ないだろうし、周りでも深夜の居酒屋チェーンでバイトしているひとは少ない。そのため、必然と社員が補わなくてはならなくなる。
ぜひビジネスコンテストに出してしまいたいくらいである。