think big start small

経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

負債

債務といえば、キャッシュによる返済が必要な気がするが、現金が出ない代わりに、売り上げが減るものがある。ポイントである。

やや古い記事になって恐縮だが、

business.nikkeibp.co.jp

クレジットカード会社では、「永久不滅ポイント」で知られるクレディセゾンは2007年3月期には固定負債の「ポイント交換引当金」として362億500万円を計上している。 

 とされる。もちろんポイントが全額消費されるとは限らないし、期限切れや退会などがあるだろう。

でも繰延税金負債のような不気味さもある。一時期のポイントのばらまきは収束したとはいえ、マイルなどかなりの額が残留していると思われる。

販促になるときには問題とならないが、これらは無担保で借りているようなものであるし、ポイントは貯めても利子がつかないし、JALが潰れるかもしれない騒ぎがあったときは、マイルから別の電子マネーに流出し思わぬ出費になった。

信用リスクを意識すべきだと感じた。

ただ、ポイントの改悪と俗に言うように、使い勝手をあえて悪くして、負債を抑えられるかもしれない。やはり消費者は注意すべきだ。