地震保険
地震保険とは、地震によって起こった家の倒壊に対して、一定の当面の生活資金として支払われるものである。
火災保険を加入していることを前提として、一定の保険料(どこの保険会社から加入しても同じ建物で地域であれば同じ価格である)を上乗せすることで、地震保険に加入できる。
ただ、心配な点があるであろう。なんせ地震は巨大な損害を与えるからである。保険会社の経営は打撃になり、保険金が下りてくるのだろうかと。
そこで、民間の積立金と、国への再保険を行なうことで、国が最終的に保険を引き受けている。巨額のリスクを耐えるにはその方法しかないのだ。
では、東日本大震災の際にも、大変役に立ったものである。ただ保険金は火災保険の一部にとどまる。今後改善すべきところである。
わかりやすく書かれている資料があるので、詳しくはこちら。
http://www.nihonjishin.co.jp/disclosure/2012/a_06.pdf
また、一般会計と一緒に混合するのではなく、特別会計を作ることにより、区分管理されている。(地震再保険特別会計という)
どのような収支になっているかはちゃんと公表されているのでご参照されたい。
地震保険は保険料高いし、地震起こっても保険会社が払えず倒産とかいろんな誤った認識をもっている方も多いが、多くはデマで、きちんと事実を確認しておられない方が多いのが残念だ。ちゃんと1次資料を確認して、加入することをオススメする。
なお、地震保険料控除があり、税制面でも優遇措置が講じられているので、実質的な負担軽減にもなっているので、これもご参考にされたい。サラリーパーソンの方は会社で年末調整をしてもらえることとされている。