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経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

全要素生産性(TFP)

全要素生産性と全労働生産性について書かれてあった論文があったので、興味を惹かれた。ご紹介したい。

http://jsest.jp/jp/Toukeigaku/journal/89toukeigaku/89_izumi.pdf

全要素生産性と全労働生産性とは直接労働生産性,固定設備生産性,原材料生産 性等の各要素生産性を総合した生産性という点で共通である。しかし,両者は⑴産 出量および投入量の定義,⑵上記3つの生産性を総合するさいのウエイト,⑶原材 料・燃料,固定設備を供給する部門の生産性変化を考慮しているか否か,の3点に おいて相違しており,筆者は総合的生産性の概念,現実的な計測方法の両面におい て全労働生産性の方が優れているといえる 

 正直なところ、違いを深く認識したことはなかった。概念として、一般に、経済成長率から資本投入と労働力投入を差し引いた残差と説明される。これが技術革新(innovation)だと。生産性が向上したからと簡単に説明されるが、違和感を覚えた。

 

ここでは、やや概念が抽象的なものの、役に立つ気がするのだ。