think big start small

経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

配当政策の決定余地

配当について、3月末と9月末で金額が違うことがある。それも差は2倍だ。市場に目立った値動きは観測されているという論文はないものの、違和感のある数字である。

なぜ3月末だけ優遇措置があるのか。それはわからないが、会計学の先生に尋ねてみたいものである。

 

https://www.amazon.co.jp/%E9%85%8D%E5%BD%93%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AE%E5%AE%9F%E8%A8%BC%E5%88%86%E6%9E%90-%E7%9F%B3%E5%B7%9D-%E5%8D%9A%E8%A1%8C/dp/4502275700

 

直接お会いしてみたいものであるが、レビューにこうある。

先行する研究にない分析を踏まえ配当の株価に対する影響を分析した点で、多くの示唆を与えてくれます。
"配当落ち"という言葉があるように、配当を支払うとその分だけ企業の純資産が減るので理論的には株価も下がるはずです。
しかし企業が配当を払うあるいは増配するということは、企業経営者が自社について何らかのメッセージを発している、例えば将来の業績に確信があるので増配するなどと市場がとらえ、それを好感して株価が上がるということがよく起こります。 

 そうなのだ。これは直感的に理解できる。なんらかの示唆に富む論文である。

 

減配を避ける行動にでるとする論文もある、

http://file:///C:/Users/rirak/Downloads/%E4%BC%9A%E8%A8%88%E3%83%BB%E7%9B%A3%E6%9F%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AB676_23-11.pdf