think big start small

経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

にわかに信じがたい投信の話

ロボットで運用される投信が流行ったことがある。 それがアクティブファンドでトップの成績をおさめたというのである。 diamond.jp ドローダウン(下落幅)を小さくすること を目標としているらしい。 運用会社のファンドマネージャーもトレーディングもいら…

ソフトバンクよ、MBOをお願いします。

ソフトバンク、次から次へと借金を繰り返し、みずほからも1兆円をすぐ買い入れをしたという。 www.nikkei.com こういう案件こそシンジケートローンでリスクを分散すべきである。 このような大胆な買収には公開会社だと説明責任にはきわめて重い。 もっと自由…

年金保険料は納めよう、無理なら申請免除を。

国会で、年金未納が議論されたときの話だ。 www.nikkei.com 所得が高い人が払っていないという疑念は消えない。が、実際は厳しい現実だ。 国民年金の保険料を滞納している人のうち9割以上が、所得が低いため申請すれば支払いの一部もしくは全額を免除される…

朝鮮総督府特別会計

財務省のホームページで決算状況を調べていたら、こんなものが出てきたのでご紹介。 戦争になり当面の間、決算が延期されていたのだ。 昭和19年度朝鮮総督府特別会計等歳入歳出決算 及び昭和20年度朝鮮総督府特別会計等歳入歳出 決算 http://www.mof.go.jp/b…

桃太郎電鉄、略して桃鉄

私は桃鉄の大ファンだ。なぜ桃鉄は順調にお金持ちになれるのかふと疑問に思った。 気づいた、常に物価が上昇するインフレだからだ。 毎年莫大なキャッシュフローを生み出し、このキャッシュを次の投資物件につぎ込む。この好循環こそアベノミクスの見本であ…

天候デリバティブ

かつてアクチュアリーを目指していたこともあって、多少統計やら数理やらを触った。 その中でも惹かれたのが天候デリバティブである。 多彩な気象条件を保険料として算出し、例えば、旅行のときに雨であれば、ホテルに対して保険金を支払い、キャンセル分の…

量的緩和政策の出口戦略

日銀が大規模に行なっているマイナス金利つき質的量的金融緩和政策。これはいずれバブルをもたらすだろう。 すでに量的緩和バブルになっているとの見方もあるくらいだ。 よく撤退のほうが難しいと言われる。 そもそも、日銀は市中にある大量の国債を買い入れ…

わが国の年金制度の変遷とその原理

わが国の年金制度の変遷とその原理 がわかりやすく書いてある論文を見つけた。 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/06j012.pdf RIETI モデルの詳細は不明なるも有効性のある文献だと思う。ご紹介まで。

デフレと人々の物価期待も低迷

大本営発表の物価動向は上昇基調にあるようだが、確実に物価は低迷している。 その原因は、低迷の原因は原油価格だそうだが、期待成長率の低迷からくる賃金の実質的低下にあると思う。 年金受給者にとってもデフレは生活しやすい。いくらマクロ経済スライド…

ETFのNAVと実勢価格との乖離

ETFについて興味深い論文がある。 http://61.202.238.171/frtc/nenpou/2008/02-1.pdf 前場開始直後の時間帯において、ETF 市 場に特有の現象も観察された。具体的には、この時間帯に、大口の売り注文や成行注文が増加するほか、市 場価格と純資産価値(NAV)…

旧法信託と新法信託

ネット証券で投資信託を買うときに交付目論見書を電磁的交付(もちろん紙でもいい)しなければならない、とされる。実際、clickするだけなのですが、ちゃんと読んで欲しい箇所がいくつもあります。(もらえるなら、請求目論見書ももらいましょう) この信託…

ワタミのビジネスモデルを再生させるには

外食産業のビジネスモデルが厳しい状況におかれている。 印象的なのは、ワタミだ。 一番利益の得ている介護事業を売却し、昔の収益源の居酒屋の迷走が止まらないのだ。不透明なお通し代は拒否すれば払わなくていいなど学生にとってはありがたかったが、あん…

全要素生産性(TFP)

全要素生産性と全労働生産性について書かれてあった論文があったので、興味を惹かれた。ご紹介したい。 http://jsest.jp/jp/Toukeigaku/journal/89toukeigaku/89_izumi.pdf 全要素生産性と全労働生産性とは直接労働生産性,固定設備生産性,原材料生産 性等…

カテゴライズ

検索結果にふと疑問に思うこの頃。カテゴライズされすぎていると思うのです。 特定の境域において調べることにより深い知識を得ることはできるが、境域を超えた分野の情報が入ってこない。 つまり、視野が狭くなるのではいかと。 こんなことまでできてしまう…

リボ払い

次々と発行されているクレジットカード。決済額も伸びているそうな。 派手なCM、入会ポイントの増量、リボ払いのポイント、毎月定額払いなどなど凄まじい。 比較的審査も緩やかであり、若者層を狙っていると思われる。 リボ払いなんて高利貸しである。いくら…

東証REIT指数から考えるインデックスファンドのデメリット

先日、東証REIT指数の算出方法が変更された。 東証REIT指数の算出方法変更とその影響/アイビー総研 関 大介 - JAPAN-REIT.COM 「時価総額加重平均」から「浮動株時価総額加重平均」へと変更となります。東証が算出している他の指数であるTOPIX等と同様に東…

配当政策の決定余地

配当について、3月末と9月末で金額が違うことがある。それも差は2倍だ。市場に目立った値動きは観測されているという論文はないものの、違和感のある数字である。 なぜ3月末だけ優遇措置があるのか。それはわからないが、会計学の先生に尋ねてみたいものであ…

上場廃止と繰上償還

投資信託を保有していて長期保有できないリスクがある。上場廃止と繰上償還である。 REITで債務不履行に意図的に陥り解散した例がある。 アメリカではもっと進んでいる。 純資産価値に対して割安に取引されている現状では自社株買いによる上場廃止をする米国…

負債

債務といえば、キャッシュによる返済が必要な気がするが、現金が出ない代わりに、売り上げが減るものがある。ポイントである。 やや古い記事になって恐縮だが、 business.nikkeibp.co.jp クレジットカード会社では、「永久不滅ポイント」で知られるクレディ…

美味しい話はない

最近、郊外でも一括借り上げで作ったと思われる賃貸アパートが増えている。30年ずっと家賃を保証します、そんなことあるわけない。 空き家ばかりではないか。 コインロッカーで副業したいサラリーパーソンが増えているという。 コインロッカーは維持費は安い…

IFRS

国際会計基準であるIFRSでの不思議なお話。 債務評価益という概念がある。 公平価値と呼ばれる時価評価をして、企業の実態を把握しようとするものである。そこで、資産だけでなく負債も時価評価しようではないかと考えたわけである。 日本の証券会社だけでな…

キャッシュフローの変換と毎月分配型投信と永久債

多かれ少なかれ、投資をするということは、現在のキャッシュを将来のキャッシュインフローに変える手続きのことである。 現実的に、現在のところ、公的年金の終身か、40年国債を買うか、つぶれるかもしれない永久債くらいしか投資先としては考えにくい。実際…

帰属家賃

GDPの主要な項目に帰属家賃というものがある。それについて考えたい。 GDPの1割ほどを占め、50兆円ほどあるとされる。帰属するものは、ほかに有名な例として、農家の自家消費分がある。一種の機会費用である。 家を買う際、住宅メーカーが生み出した家、…

フリー化する

学生としては、有難い話だが、ネットで何でも得ることができる。知識もあるし、文献検索も、スケジュール管理も。暇つぶしもできる。 英語もそうだ。翻訳はまだ実用の域を出ていないものの、(逆に言えば、まだ少しの間は通訳という仕事はあると思うが、英語…

small world

世界中誰だってと夢の国で騒いでいるが、世の中本当に狭いと感じた。 small world理論とは、実際アメリカで手紙を手渡しで渡したところ、平均して6、7人目の人にして会えたという話である。 スモール・ワールド現象(スモールワールドげんしょう、small worl…

地震保険

この間も大きな地震があったので、地震保険について考えたい。 地震保険とは、地震によって起こった家の倒壊に対して、一定の当面の生活資金として支払われるものである。 火災保険を加入していることを前提として、一定の保険料(どこの保険会社から加入し…

国民年金を保険数理から考える

保険数理からみると不可解な国民年金。 決して不安を煽るわけではないが、通常、民間の保険では性別によって保険料が違うのに、平等なのである。 しかも、所得に応じて減免措置があり、終身の老齢基礎年金に加え、遺族年金や障害年金、一定の要件で死亡一時…

規制と市場のゆがみ

市場原理に任せると失敗することがある。これを市場の失敗という。ところが、政府の失敗も多くある。 その一つが、窓税である。これは、ヨーロッパで、建物を作る際に、窓を作るほど税金がかかった。そのため、窓をふさぐ、つまり居住スペースの悪化をもたら…

科学と宗教の違いと営業と詐欺の間

科学と宗教の違いについて、カールポパーは、反証可能性があるかどうかだと主張した。 つまり、こういうことだ。例えば神は存在するのかという主張があったとしよう。これは人々の心の中にあるとしても、他の人から見れば、否定できないし、確認のしようがな…

囚人のジレンマ

ふるさと納税が最たるものであろう。 お互いに税収減になるのはわかりながらも、参入せざるを得ない。これを囚人のジレンマという。 地方創生というか地方の産品が消費され、一般消費者に認知され、さらなる農産品の普及につながるというのなら話は違うが。…