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経済学者を目指す大学院と証券アナリストのわらじをはくひと

保険金

保険金を一括でもらうか、それとも終身保険として、終身年金をもらうか悩ましい問題がある。 http://www.jili.or.jp/research/search/pdf/D_159_1.pdf 公的な例として、心身障害者扶養共済がある。

金融政策の効果

金融政策の効果と言ってしまえば、簡単そうで難しい。 一般に、利下げや今おこなっているイールドカーブをコントロールを目指す量的質的金融緩和は、資産家にとっては貯金の利子の減少につながるものの、株高の影響を受ける。 いまバブルの様相を呈している…

ETNとETF

上場投信の中で、ETNとETFとよく似ているが、違うものがある。 個人的には、発行体の信用リスクがないETFをオススメするが、ETNにも利点がある。ダブルブルベアなど多彩な商品が作れるという点である。 www.k-zone.co.jp 中でも特筆すべきは、 実際に、2008…

資本性証券

SBI証券に次のような解説記事があった。 SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を- BIS自己資本比率(バーゼルⅡ)= 自己資本の額(基本的項目+補完的項目+準補完的項目-控除項目) ≧ 8%(4%) 信用リスク+…

公的年金問題と確定拠出年金

年金というと老齢年金を思い浮かべるであろう。 物価に連動した年金を終身もらえることは非常に有利に見えるが、昨今の年金財政の逼迫を受け、マクロ経済スライドや年金額改定のルールを見直す方向が次々と打ち出されている。 https://www.jstage.jst.go.jp/…

経営がうまくいっているのに新株予約権

こんな記事があった。日経新聞より。 www.nikkei.com 「第三者割当による行使価額修正条項付新株予約権」で、引き受ける第三者は証券会社やファンドが多い。足元では権利の対価、オプション料を払い、事前に設定した条件が満たされた場合のみ、請求権を行使…

資産運用会社はだれのためにあるのか

興味深い論文を見つけた。証券会社の子会社であるアセットマネジメント会社の経営である。 http://shougakuren.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/eb8b8e7279ba3b4cee2bda009830b25b1.pdf 例えば,資産 運用会社が投資対象として親会社に投資している場合,中立…

バーゼル規制

こんなニュースをみた。 www.nikkei.com 最近、劣後債や債務免除付き社債が発行されているが、銀行の場合、多くは、BIS規制で行われている。 イタリアで陥っている金融不安は、日本でも再来するのではないかと思う。 個人の投資家が資本形成の一環で、新…

医療保険とか就労不能保険

医療保険にどういった病気には保険金を支給することとした決まり事、約款がある。 細かなことが書いてあり、おそらくほとんどのひとが読まないまま、GNP(義理、人情、プレゼント)の生保のおばちゃん営業員によって加入しているのだろう。 それはさておき、…

マイナンバー

マイナンバーといえば、国民一人一人に割り振られたのであるが、実は法人用のマイナンバーがある。 検索でき、しかも公開されている。 http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/ 例えばペーパーカンパニーや宗教法人まであらゆる法人格をもつものが検索できる。 …

失火責任法

新潟で大火があった。この時、多くの家屋が巻き添えになり、燃えてしまった。もし、この飲食店の出火元が賠償責任を負うとなると大変な借金になる。 日本では、いわゆる失火責任法というものがあり、 民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ…

ROEを上げる方法

ROEとはそもそも株主資本からどれだけのリターンを得られたか、である。 そこで、レバレッジをかければROEを上げることになる。 記憶に残っているのは、ヤマダ電機の件である。 www.huffingtonpost.jp 借金して、そのお金で自社株買いをするという毒薬である…

お化粧買い

投資信託やファンドのパフォーマンスを上げるために、末日に注文出しておくという慣例があった。 評価益が増えるので、ファンド成績が良いように見える。 さすがにこれはやりすぎだろうといわれていたが、今もなお、疑念は消えない。 残念だ。

物価連動国債

物価連動国債なるものがある。インフレ率に応じて元本が増える。しかも現在発行されている国債では、元本保証まであるので、デフレにおいてもマイナス金利にはならない。 ここで興味深い論文がある。 http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/…

ADR

今回はADR、米国預託証券について。 DRだけだとアメリカに限定されないが、一般的な指標となるのはADRである。 この証券は、預託証券なので、本来株券を流通させるところ、信託銀行などに預かってもらい、その証書を流通させている。 日本株も勝手に流通して…

情報の非対称性を学びたい方

情報の非対称性について抜群の資料がある。 https://dac91154-a-62cb3a1a-s-sites.googlegroups.com/site/hideshiitoh/files/ctintro.pdf?attachauth=ANoY7crFKSmtRdSJGPtVpA9MyZ9T9SvgpvqyGtFgM9RIFepp6u2a1magXS_zKBEG54g749J3Qmbdl7CwgtP0MQ6veuKquHAKpvI…

エジプトの通貨暴落

このような記事が報道されていた。 www.nikkei.com 兌換紙幣ならともかく、現代では兌換紙幣ではないので、ただの紙切れに中央銀行の信用力で成り立っている。そのため、変動相場制で他国通貨との交換をすることが一般的に行われている。ある意味、事実上の…

そもそも銀行のビジネスモデルは可能なのか

金融庁レポートを読んでいたら、こんな一節があった。 http://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/02.pdf#search=%27%E9%87%91%E8%9E%8D%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%27 金利低下が継続する中、短期で調達し、中長期の貸出・証券運用を行うビジネス…

要人発言

要人の発言がしばしば相場を動かすことがある。 昨日、日銀総裁が発言したのには正直驚いた。 www.nikkei.com 最近の為替水準については「円安というよりもドル高の状況だ。驚くような水準とは思っていない」と語った。「今年2月時点に戻っただけ」とも指摘…

一目均衡表

日本で作られたチャートがある。一目均衡表である。 この指標は、過去の株価の動きを基にして将来の値動きの強さを表そうとした。 特にユニークな概念に、雲というものがある。 トレンドラインでいう上限になったり、下限になったり、はたまた雲を抜けると強…

eMAXIS最適化バランスシリーズ

あまり投信の個別銘柄についてコメントはしたくないが、リスクという目標を出して運用する珍しい投信があったのでメモをしておく。 money-knowhow.com 素朴に思う疑問は、なぜセクターごとの投資対象が違うのに信託報酬が同じなのか。そこはつっかえるが、バ…

マーケティングと選挙

こんな報道があった。 digital.asahi.com 低投票率のなか、一定の投票数を確保するにはと考えたかどうかはわからないが、ワンイシューを掲げることはわかりやすい。 NHKの受信料の意義は個人的にはもう廃止すべき事案であるとは思うが、放送法の規制がある。…

投資信託の論文

情報の非対称性を示した論文がある。 実証ファイナンスの視点からみた 投資信託市場を巡る論点整理 http://www.fsa.go.jp/frtc/kenkyu/20090722/11.pdf 販売会社が取り扱いファンドを 選定する際に、投資家利益を省みず、自らの利益を優先させている可能性に…

サブプライムローン問題

リーマンショックの引き金になった、サブプライムローン問題。 わかりやすく日銀が紹介していたので、ご紹介。 https://www.boj.or.jp/research/brp/fsr/data/fsr08b.pdf 米国サブプライム住宅ローン問題をきっかけに、景気変動等によって金融機関行動が変化…

資格をとって思うこと

どうでもいい資格はいくつか持っているが、証券アナリストは一番お金のかかった資格である。 資格取得にかかる費用を考えると、運用に携わってもそんなに意味のある資格と思わなかった。 ちなみに、証券アナリストを持っていないファンドマネージャーもまあ…

不動産価格の情報の非対称性

新築物件でも怪しいのに、中古物件の価格は非常に怪しいものがある。土地なら、抵当権設定などがなければ、それなりに推定できるが、建物の価値は著しく低下していくものであるし、計算が難しい。 売り手と買い手の情報の非対称性がこれほど大きいことはすご…

リボ払いの恐怖

リボ払いというクレジットカードの返済方法がある。 残高スライド方式と定額方式があり、どちらも高額の利子がかかることで有名だ。 支払い方式が違うと、毎月の返済額が増えるか、返済回数が増えるかの違いである。 参照 リボ払いの特徴と利用上の注意 | ク…

自分を変えるためにやるべき3つのこと

www.nikkei.com こんな日経の記事が載っている。しかも閲覧1位である。 「自分を変えることは可能だ」と信じている一方で、「自分一人の力で、自分を変えるのは難しい」という信念も持っています。自分を変えることは、いわば「ソーシャルプロジェクト」。味…

LCCに乗ってみる

格安航空会社の航空券が手に入ったので、学会も兼ねて行ってみることにした。 高速バスよりも安いのには驚く。今だと青春18きっぷもあるが、普通電車のみなので、遅すぎる。 ところで、こんなLCCの論文を見かけた。 http://library.jsce.or.jp/jsce/ope…

GDPのかさ上げ

GDPの算出方法が変更になるという。 安倍政権の掲げる600兆円というGDPに一歩前進なのかもしれないいが、本当に国際基準に合わせる意味はあるのだろうか。 www.nikkei.com なんといっても、新興国のGDPは電力消費量だろうし、先進国だったら、段ボ…

にわかに信じがたい投信の話

ロボットで運用される投信が流行ったことがある。 それがアクティブファンドでトップの成績をおさめたというのである。 diamond.jp ドローダウン(下落幅)を小さくすること を目標としているらしい。 運用会社のファンドマネージャーもトレーディングもいら…

ソフトバンクよ、MBOをお願いします。

ソフトバンク、次から次へと借金を繰り返し、みずほからも1兆円をすぐ買い入れをしたという。 www.nikkei.com こういう案件こそシンジケートローンでリスクを分散すべきである。 このような大胆な買収には公開会社だと説明責任にはきわめて重い。 もっと自由…

年金保険料は納めよう、無理なら申請免除を。

国会で、年金未納が議論されたときの話だ。 www.nikkei.com 所得が高い人が払っていないという疑念は消えない。が、実際は厳しい現実だ。 国民年金の保険料を滞納している人のうち9割以上が、所得が低いため申請すれば支払いの一部もしくは全額を免除される…

朝鮮総督府特別会計

財務省のホームページで決算状況を調べていたら、こんなものが出てきたのでご紹介。 戦争になり当面の間、決算が延期されていたのだ。 昭和19年度朝鮮総督府特別会計等歳入歳出決算 及び昭和20年度朝鮮総督府特別会計等歳入歳出 決算 http://www.mof.go.jp/b…

桃太郎電鉄、略して桃鉄

私は桃鉄の大ファンだ。なぜ桃鉄は順調にお金持ちになれるのかふと疑問に思った。 気づいた、常に物価が上昇するインフレだからだ。 毎年莫大なキャッシュフローを生み出し、このキャッシュを次の投資物件につぎ込む。この好循環こそアベノミクスの見本であ…

天候デリバティブ

かつてアクチュアリーを目指していたこともあって、多少統計やら数理やらを触った。 その中でも惹かれたのが天候デリバティブである。 多彩な気象条件を保険料として算出し、例えば、旅行のときに雨であれば、ホテルに対して保険金を支払い、キャンセル分の…

量的緩和政策の出口戦略

日銀が大規模に行なっているマイナス金利つき質的量的金融緩和政策。これはいずれバブルをもたらすだろう。 すでに量的緩和バブルになっているとの見方もあるくらいだ。 よく撤退のほうが難しいと言われる。 そもそも、日銀は市中にある大量の国債を買い入れ…

わが国の年金制度の変遷とその原理

わが国の年金制度の変遷とその原理 がわかりやすく書いてある論文を見つけた。 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/06j012.pdf RIETI モデルの詳細は不明なるも有効性のある文献だと思う。ご紹介まで。

デフレと人々の物価期待も低迷

大本営発表の物価動向は上昇基調にあるようだが、確実に物価は低迷している。 その原因は、低迷の原因は原油価格だそうだが、期待成長率の低迷からくる賃金の実質的低下にあると思う。 年金受給者にとってもデフレは生活しやすい。いくらマクロ経済スライド…

ETFのNAVと実勢価格との乖離

ETFについて興味深い論文がある。 http://61.202.238.171/frtc/nenpou/2008/02-1.pdf 前場開始直後の時間帯において、ETF 市 場に特有の現象も観察された。具体的には、この時間帯に、大口の売り注文や成行注文が増加するほか、市 場価格と純資産価値(NAV)…

旧法信託と新法信託

ネット証券で投資信託を買うときに交付目論見書を電磁的交付(もちろん紙でもいい)しなければならない、とされる。実際、clickするだけなのですが、ちゃんと読んで欲しい箇所がいくつもあります。(もらえるなら、請求目論見書ももらいましょう) この信託…

ワタミのビジネスモデルを再生させるには

外食産業のビジネスモデルが厳しい状況におかれている。 印象的なのは、ワタミだ。 一番利益の得ている介護事業を売却し、昔の収益源の居酒屋の迷走が止まらないのだ。不透明なお通し代は拒否すれば払わなくていいなど学生にとってはありがたかったが、あん…

全要素生産性(TFP)

全要素生産性と全労働生産性について書かれてあった論文があったので、興味を惹かれた。ご紹介したい。 http://jsest.jp/jp/Toukeigaku/journal/89toukeigaku/89_izumi.pdf 全要素生産性と全労働生産性とは直接労働生産性,固定設備生産性,原材料生産 性等…

カテゴライズ

検索結果にふと疑問に思うこの頃。カテゴライズされすぎていると思うのです。 特定の境域において調べることにより深い知識を得ることはできるが、境域を超えた分野の情報が入ってこない。 つまり、視野が狭くなるのではいかと。 こんなことまでできてしまう…

リボ払い

次々と発行されているクレジットカード。決済額も伸びているそうな。 派手なCM、入会ポイントの増量、リボ払いのポイント、毎月定額払いなどなど凄まじい。 比較的審査も緩やかであり、若者層を狙っていると思われる。 リボ払いなんて高利貸しである。いくら…

東証REIT指数から考えるインデックスファンドのデメリット

先日、東証REIT指数の算出方法が変更された。 東証REIT指数の算出方法変更とその影響/アイビー総研 関 大介 - JAPAN-REIT.COM 「時価総額加重平均」から「浮動株時価総額加重平均」へと変更となります。東証が算出している他の指数であるTOPIX等と同様に東…

配当政策の決定余地

配当について、3月末と9月末で金額が違うことがある。それも差は2倍だ。市場に目立った値動きは観測されているという論文はないものの、違和感のある数字である。 なぜ3月末だけ優遇措置があるのか。それはわからないが、会計学の先生に尋ねてみたいものであ…

上場廃止と繰上償還

投資信託を保有していて長期保有できないリスクがある。上場廃止と繰上償還である。 REITで債務不履行に意図的に陥り解散した例がある。 アメリカではもっと進んでいる。 純資産価値に対して割安に取引されている現状では自社株買いによる上場廃止をする米国…

負債

債務といえば、キャッシュによる返済が必要な気がするが、現金が出ない代わりに、売り上げが減るものがある。ポイントである。 やや古い記事になって恐縮だが、 business.nikkeibp.co.jp クレジットカード会社では、「永久不滅ポイント」で知られるクレディ…

美味しい話はない

最近、郊外でも一括借り上げで作ったと思われる賃貸アパートが増えている。30年ずっと家賃を保証します、そんなことあるわけない。 空き家ばかりではないか。 コインロッカーで副業したいサラリーパーソンが増えているという。 コインロッカーは維持費は安い…